U-20日本代表の内山篤【写真:Getty Images】
U-20ワールドカップ(W杯)・グループD第2節の試合が24日に行われ、U-20日本代表はU-20ウルグアイ代表に0-2で敗れた。決勝トーナメント進出の行方は、イタリアと対戦する最終節に持ち越されている。
序盤の悪くない流れをFW小川航基の負傷退場で断ち切られた日本は、38分に失点。後半には小川との交代で入ったFW久保建英などが決定機を生み出して反撃を試みたがゴールを奪えず、終了間際にウルグアイにダメ押しのゴールを許してしまった。
「(初戦の)南アフリカ戦の立ち上がりに失点して、そこを修正した部分は悪くなかったと思うんですが、タテ1本で安易に失点してしまった」と内山篤監督は試合後に振り返った。後半には前半の問題点を修正し優位に立ったが、「ずっと課題になっている部分で、フィニッシュの差というか、ミスを突いてゴールに持っていくのに弱さがある。そこが残念なところですね」と決定力不足を悔やんでいる。
心配される小川の状態については、「今病院に行っているので、その結果待ちです」とのこと。後半には手応えの得られるサッカーができた中でも、「航基がいないと高さが足りないのは、少し残念なところはありました」とエース不在の影響を嘆いた。
久保については、「最初はリーチで少し戸惑いましたね。さすがに今までのチームとは違う足の長さだとか、そういうのにはちょっと苦戦しました」と内山監督はコメント。だが後半に関しては「ゴールに向かう姿勢、最後のラストパス、シュート、そういうところの絡みで良いものをたくさん出してくれたと思っています」とプレーに賛辞を送った。
イタリア戦に向けては、「まず疲労回復ですね。非常にタフなゲームをやっていて、中2日で、けが人も出ていますし」と内山監督。「疲労を回復した上で、メンタルを含めてタフに戦えるかどうかが勝負どころだと思います」と見通しを述べた。
(取材:元川悦子【水原】、文・構成:編集部)
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