レアル・マドリーのアルバロ・モラタ【写真:Getty Images】
レアル・マドリーのスペイン代表FWアルバロ・モラタは、来季ミランへ移籍する可能性が高まっているのだという。24日付のスペイン紙『マルカ』が伝えている。
ユベントスから今季マドリーに復帰したモラタだが、安定した出場機会を確保することはできなかった。短い出場時間で結果を出し、時間あたりの得点率ではクリスティアーノ・ロナウドをも上回っているが、本人は現状に満足していない模様。夏には他クラブへ移籍する可能性が盛んに取りざたされている。
チェルシーやマンチェスター・ユナイテッドなども獲得に関心を抱いているとみられているが、『マルカ』によればミランが争奪戦の「ポールポジション」に浮上しているとのことだ。中国の新オーナーがクラブ買収を完了させたミランは、名門復活に向けた補強の目玉としてモラタの獲得を熱望しているとみられている。
モラタ自身にも、ミランへの移籍を選ぶ理由は多いという見通しが伝えられている。ワールドカップ前のシーズンということもあり、安定して活躍できる環境を求めるモラタにとって、ミランでは不動のレギュラーポジション獲得が予想されること、ユーベでの活躍を通してセリエAをよく知っていることなどの要素は大きいかもしれない。6月に結婚を予定している婚約者がイタリア人であることも、イタリア復帰を選ぶ理由のひとつに挙げられている。
モラタを獲得するためには、6000万ユーロ(約75億円)という多額の移籍金が必要となる見通し。ミランは大型補強を実現させることになるのだろうか。
【了】