バルセロナのリオネル・メッシ【写真:Getty Images】
スペイン最高裁は24日、バルセロナのFWリオネル・メッシの脱税疑惑事件に関し、同選手に対する懲役21ヶ月の判決を支持する決定を下した。同日付のスペイン紙『マルカ』など複数メディアが伝えている。
メッシと、同選手の父親であり代理人を務めるホルヘ・メッシ氏は、昨年7月にスペインの法廷から懲役21ヶ月の判決を下された。2007年から09年にかけて、メッシの肖像権収入に対する税金約410万ユーロ(約5億1300万円)の脱税が行われたとされている。
最高裁はメッシの上告を棄却し、懲役21ヶ月の判決は覆らないことが決定された。一方、同じく21ヶ月の判決を下されていたホルヘ氏は、税金の一部を収めたとして15ヶ月への減刑が認められている。
だがスペインメディアによれば、実際にメッシが収監される可能性は低いとのこと。2年以下の懲役刑の場合、法廷が執行猶予をつけて刑の執行を差し止める形とするのが一般的となっている。
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