イ・スンウ、衝撃の一発。圧巻のセレブレーション
U-20韓国代表は23日、FIFA U-20W杯グループA第2戦でアルゼンチンを2-1で下し、グループAで最初にベスト16への切符を掴み取った。2大会ぶりの決勝トーナメント進出をけん引したのは、あの“天才”イ・スンウだった。
まさに“バルサのDNA”と言える高い能力を遺憾なく発揮した。イ・スンウは前半18分、ハーフウェーライン近くでボールを持った。プレッシャーをかけてくるアルゼンチンの選手たちを軽いタッチで抜き去る。そこからドラマチックな展開が始まった。まるでリオネル・メッシ、そしてディエゴ・マラドーナを連想させるドリブルでアルゼンチンのゴールに迫っていく。
イ・スンウをなんと5人のディフェンスが囲んだ。しかしそのマークをものともせず、むしろ追いかけられることを楽しむかのようにドリブルを仕掛け、ゴール前でキーパーをあざ笑うかのようなループシュート放った。ファンタスティックなゴールだった。
彼のゴールが生まれる前まで韓国とアルゼンチンは接戦を繰り広げていた。アルゼンチンがいい流れを作ろうとしていたところで、韓国は決定機を作れずにいた。そんなタイミングで生まれた貴重なゴールだった。その価値は大きい。
イ・スンウはゴールを決めた直後、3万5千人大観衆の前で大胆なセレブレーションを披露した。満面に笑みを浮かべ、ダンスを踊った。普通の19歳では到底できないだろう。観客席は当然盛り上がり始めた。
衝撃的なゴールシーンやセレブレーション以外にも、この試合では何度も意外な場面が見られた。イ・スンウが守備でも踏ん張ったのだ。