U-20日本代表のウルグアイ戦予想スタメン
U-20日本代表は24日、U-20W杯のグループステージ第2戦でウルグアイと対戦する。
初戦で南アフリカに勝利した日本だが、ウルグアイはその時よりも数段レベルの高い相手。U-20世代の南米王者でもあり、このグループで最も手ごわいチームだろう。
決勝トーナメント進出に向けて重要な一戦を前に、内山篤監督は「積極的な守備」をキーポイントとして挙げた。
「当然、我慢しなきゃいけない。ただ守備は攻撃に出るためだと言ってこのチームを作ってきた。彼らの攻撃が100%成功することはない。必ずミスが起きるので、そういったところをいかに攻撃に結び付けてフィニッシュまでいけるかが1つの大きなポイントになってくる」
中2日で迎えるウルグアイ戦の先発メンバーは、南アフリカ戦から3人の入れ替えが予想される。変更があるポジションは消耗が激しかったサイドバックと、不安定かつ負傷者が出たボランチになりそうだ。
南アフリカ戦に先発出場した板倉滉は、左足に軽い肉離れを負って23日は別メニュー調整となった。そこには南アフリカの最終盤に途中出場した原輝綺が起用される見込みとなっている。
高卒プロ1年目ながらアルビレックス新潟で主力として出場を続けてきた守備のマルチロール・原は、南アフリカ戦後に「ピッチに立って大会の雰囲気を体験するだけでも違うのかなと思うし、いつ出てもいいように試合に向けて準備したい」と述べていた。ウルグアイ戦には平常心で臨めるはずだ。
そしてボランチがもう1人入れ替わると見られる。南アフリカ戦で不安定なプレーを連発していたキャプテンの坂井大将がベンチスタートとなり、攻撃面により特徴が出やすい市丸瑞希にチャンスが与えられるだろう。
押し込まれる時間が長くなることが予想されるウルグアイに対し、少ない機会でもパス1本で状況を変えられる視野の広い市丸が、中盤から攻撃のタクトを振るう。原と市丸が組むことで、より守備と攻撃の役割分担がはっきりするポジティブな効果もありそうだ。
サイドバックは左の舩木翔は南アフリカ戦に続いて先発が予想される。右は次戦に向けたやりくりの意味もあり、ウルグアイ戦には初瀬亮ではなく藤谷壮が先発起用される見込みとなった。
右サイドバックとボランチ2人以外の8人は、南アフリカ戦と同じメンバーが先発し、15歳の久保建英は引き続きスーパーサブとしてベンチから出場機会をうかがう。
U-20日本代表のウルグアイ戦予想先発メンバーは以下のとおり。
▽GK
小島亨介(早稲田大)
▽DF
藤谷壮(神戸)
冨安健洋(福岡)
中山雄太(柏)
舩木翔(C大阪)
▽MF
市丸瑞希(G大阪)
原輝綺(新潟)
堂安律(G大阪)
三好康児(川崎F)
▽FW
小川航基(磐田)
岩崎悠人(京都)
(取材:元川悦子、舩木渉、文:舩木渉【水原】)
【了】