レアル・マドリーが23日、ブラジル1部フラメンゴに所属する16歳のFWヴィニシウス・ジュニオールを完全移籍で獲得することで合意に至ったと発表した。国際サッカー連盟（FIFA）が定めた規定に従い、正式な移籍は18歳の誕生日を迎えた後の2018年7月となる。

　基本的に2019年7月まではレンタルという形でフラメンゴに残留するが、マドリーが望めばそれよりも早くマドリーでプレーすることも可能だという。『ESPN』ブラジル版の情報によると、移籍金は4500万ユーロ（約56億3000万円）になるようだ。

　主に左サイドでプレーをするジュニオールはブラジル国内で“新ネイマール”とも称され、ヨーロッパのビッグクラブが興味を示してきた。マドリーは2013年に当時サントスに所属していたネイマール獲得競争でバルセロナに敗れたことを教訓に、今回はジュニオール獲得のためにいち早くブラジルへ渡り契約にこぎつけたようだ。今年のU-17南米選手権ではチームを優勝に導き、7ゴールを決めて得点王となり大会MVPにも選ばれている。

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