チェルシーのジョン・テリー【写真:Getty Images】
2016/17シーズン限りでチェルシーを退団するDFジョン・テリーは、ラストマッチとなったプレミアリーグ最終節の試合で、感動的な形でファンからの見送りを受けた。だが、その最終戦について思わぬ疑惑も持ち上がっている。
下部組織からチェルシー一筋でプレーし、キャプテンも務めてきたテリーだが、契約の満了する今季限りで退団することが決定。現地時間21日に行われたサンダーランド戦に先発で出場した同選手は、背番号にちなんだ前半「26分」に交代を告げられ、ホームのサポーターからの盛大な拍手を浴びながらピッチを後にした。
『BBC』など英複数メディアが伝えるところによれば、ブックメーカーでこの交代時間についての予想を的中させて大金を手にした者もいたという。あるブックメーカーは、倍率「101倍」という賭けを的中させた3人に対して当選金を支払ったことを認めたと報じられている。うち1人は25ポンド(約3600円)、別の1人は10ポンド(約1440円)を賭けていたとのことだ。
この賭けに対し、テリーが交代する予定を知った上での“出来レース”だったのではないかという疑惑も持たれている。イングランドサッカー協会(FA)は調査を開始し、ブックメーカーに対して情報を提出するよう求めているようだ。
テリー自身は、前半26分での交代が自身の発案であり、アントニオ・コンテ監督と事前に合意していたと話している。その情報が何らかの形で漏れていたのかどうかは定かではない。
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