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メッシ、得点王を獲得も…8季ぶりに「ハットトリックなし」でリーガを終える

text by 編集部 photo by Getty Images

リオネル・メッシ
バルセロナのリオネル・メッシ【写真:Getty Images】

 バルセロナのFWリオネル・メッシは、2016/17シーズンのリーガエスパニョーラで37ゴールを挙げ、4年ぶりとなる得点王のタイトルを獲得した。だが、今季のメッシにはひとつの“異変”があった。

 37得点という数字は、驚異的な得点力を誇るメッシにとっても十分に満足できる数字だと言える。2011/12シーズンには50得点、12/13シーズンには46得点という異常な得点数で得点王となり、14/15シーズンには43点を挙げながらも得点王を逃しているが、37点というのはそれに次ぐ数字。バルサのトップチームでの13年間のキャリアの中で4番目に多く、最初に得点王を獲得した09/10シーズン(34点)の成績も上回っている。

 だがこれだけの得点数を挙げながらも、今季のメッシにはリーガでの「ハットトリック」が一度もなかった。過去7シーズンで計25回、毎年少なくとも2回以上の1試合3得点(以上)を記録してきたメッシだが、ハットトリックなしに終わったのは08/09シーズン(23得点)以来8年ぶりのことだ。

 メッシがリーガで最後にハットトリックを記録したのは2016年3月のラージョ・バジェカーノ戦。なお、チャンピオンズリーグでは今季セルティック戦とマンチェスター・シティ戦で2回のハットトリックを達成している。

 ハットトリックなしでもこれだけのゴール数を記録したというのは、1試合2得点の回数が多いということだ。第26節のセルタ戦以来、メッシは1試合2得点が8回、無得点が4回という成績であり、1試合1点のみという試合はない。シーズン終盤には「2点ずつ」ゴールを積み重ねてきた。

 現地時間21日に行われたエイバル戦でも2得点を挙げたメッシだが、今季初めてPKを失敗してしまう場面もあった。決めていれば最後にハットトリックを達成できていたかもしれない。

【了】

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