バルセロナ戦で2得点の乾貴士【写真:Getty Images】
スペイン・リーガエスパニョーラの最終節となる第38節が現地時間の21日に行われ、バルセロナがエイバルをホームに迎えた。
レアル・マドリーとの激しい首位争いを繰り広げてきたバルサだが、最終節を迎えた時点で3ポイントのビハインド。逆転優勝のためにはエイバルを破った上で、マドリーの敗戦を願わなければならないという厳しい状況だった。
だが前半7分、そのバルサの望みをさらに小さくする先制ゴールを奪ったのはエイバルの乾貴士だった。右サイドのアンデル・カパからのクロスに逆サイドで合わせ、クロスバーの下を叩くシュートを蹴り込む。そのまま前半はエイバルが1点リードで折り返した。
さらに61分、乾になんと2点目のゴールも生まれる。セルジ・エンリチュからのクロスを受け、1点目と同じくクロスバーの下を叩いたシュートがネットに収まった。バルサの本拠地カンプ・ノウで乾が2ゴールを奪い、バルサを敗戦寸前に追い込んだ。
だが底力を見せたバルサはそこから逆転に成功。リオネル・メッシの2ゴールなどで立て続けに4点を奪ったバルサが4-2の勝利を収める結果に終わったが、乾の活躍はリーガ最終節の優勝争いを揺るがす衝撃をもたらすものとなった。
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