バルセロナのジェラール・ピケ【写真:Getty Images】
バルセロナのスペイン代表DFジェラール・ピケは、イギリスメディアによる自身に関する報道は事実無根であると主張し、選手たちの本当の声を伝えるための新たなメディアを創設すると宣言した。
英紙『ミラー』は先日、ピケが交通違反を犯したと報じていた。時速190kmで走っていたピケが1500ユーロ(約18万7000円)の罰金処分を受け、免許証の点数も減点されたという内容が写真とともに伝えられていた。道路脇に停められた車の運転席に座るピケが、警官と話をしている様子の写真だった。
これに対し、ピケはツイッターの自身のアカウントで反論を繰り出した。パパラッチが写真を撮影した上で、「全くの作り話」をでっち上げて英メディアに売り込む。メディアはその真偽を問題にすることなく写真を買い取る、というのが虚偽報道の“カラクリ”だとピケは説明している。
「この国のメディアの大半は、情報の裏付けを取ることもなくニュースを広めている。全てはクリックを増やすためだ」とピケ。「もう手遅れだ。誰もその動きを変えようとしない」と続ける同選手は、自ら状況の打破に乗り出すことを宣言した。
「今後数ヶ月間での僕の目標は、新たなコミュニケーションメディアを創設することだ。他とは異なる、本物の、選手たちのメディアだ。もううんざりだ」とピケは発言。何らかの形で「新メディア」の創設に動く意志を明らかにしている。
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