得点王のトロフィーに口づけするピエール=エメリク・オーバメヤン【写真:Getty Images】
ドイツ・ブンデスリーガの最終節となる第34節が現地時間の20日に行われ、ボルシア・ドルトムントはブレーメンにホームで4-3の勝利を収めた。2得点を挙げたドルトムントのFWピエール=エメリク・オーバメヤンは、計31ゴールで2016/17シーズンの得点王に輝いている。
オーバメヤンは前半42分、ウスマン・デンベレからのボールにダイレクトで合わせて2-1の逆転ゴールを記録。3-3のスコアで迎えた終了間際にはPKで決勝ゴールを記録し、自身の単独得点王と、来季チャンピオンズリーグ本戦の出場権獲得を決めるドルトムントの3位フィニッシュを確定させた。
試合前の時点では、バイエルン・ミュンヘンのFWロベルト・レバンドフスキが30ゴールで首位に立っていたが、バイエルンがフライブルクに4-1の勝利を収めた試合でポーランド代表FWは無得点。2年連続3度目の得点王はならなかった。
ドルトムントの選手が得点王となるのは、そのレバンドフスキがバイエルンへ移籍する前の2013/14シーズンに得点王に輝いて以来3年ぶり。ガボン代表のオーバメヤンは、アフリカ出身の選手としてはブンデスリーガの歴史上2人目の得点王となった。過去にはガーナのアンソニー・イエボアが92/93シーズンと93/94シーズンの2度得点王を獲得している。
また、31点というオーバメヤンの得点数は、今季で54シーズン目となったブンデスリーガの歴代得点王の中でも5番目となる数字。レバンドフスキが昨季記録した30得点を上回り、1976/77シーズンのディーター・ミュラー(34得点)以来の最近40年間で最多の記録となった。
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