セリエA第37節は、現地時間の20日から21日にかけて開催される。21日の試合の結果次第で、首位ユベントスの優勝が決定する可能性がある。

　ユーベは前節行われた2位ローマとの直接対決に引き分け以上なら優勝を決められる状況だったが、結果は1-3の敗戦。この結果ローマと、3位ナポリにもまだ逆転優勝の可能性が残ることになった。

　第37節はそのローマとナポリが先に試合を済ませている。20日に両チームが勝てなければその時点でユーベの優勝が決まる可能性もあったが、ローマはキエーボに5-3、ナポリはフィオレンティーナに4-1でそれぞれ勝利を収めた。

　この時点で勝ち点はユーベが85、ローマが84、ナポリが83。21日の現地時間15時（日本時間22時）から行われる試合で、ユーベが18位クロトーネにホームでの勝利を収めれば優勝が決まる。

　ユーベがクロトーネと引き分けたとすれば、2ポイント差のローマには最終節まで逆転の可能性が残る。だが、勝ち点で並んだ場合は直接対決の成績が優先されるため、ユーベに対する直接対決の結果で劣るナポリは、1試合を残して3ポイント差となった時点で優勝が消滅する。ユーベがクロトーネに敗れれば三つ巴の状況のまま最終節を迎える。

　ユーベが優勝すれば6連覇であり、セリエAで史上初の快挙となる。最終節ボローニャ戦の6日後にはチャンピオンズリーグ決勝のレアル・マドリー戦を控えているだけに、なんとしても今節で優勝を決めておきたいところだろう。

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