ボルシア・ドルトムントの香川真司【写真:Getty Images】
ドイツ・ブンデスリーガの2016/17シーズン最終節となる第34節が現地時間20日に行われ、ボルシア・ドルトムントはブレーメンにホームで4-3の勝利を収めた。この結果ドルトムントは今季を3位で終え、来季チャンピオンズリーグ(CL)にグループステージから出場することが確定している。
先発出場した香川真司は、32分に1-1の同点ゴールをアシスト。その後もチャンスを演出するなど好プレーを見せてチームの勝利に貢献した。ドイツメディアからもチーム最高の採点をつけられるなど高評価を得ている。
「良い終わり方ですね。劇的にスタジアムも盛り上がったし、良い終わり方にできたと思います」と香川は試合後にコメント。勝利とCL出場権獲得だけでなく、FWピエール=エメリク・オーバメヤンの得点王獲得や、チームバスを狙った爆発事件で負傷したDFマルク・バルトラの復帰も喜んだ。
香川は今季ブンデスリーガを21試合出場で終了。先発出場13回は、ドルトムントでプレーした5シーズンの中で最も少ないものとなったが、それでも「良い1年だったと思う」と振り返っている。「1年間ずっと活躍し続けるということはどれだけ難しいか、シーズンの中でそれを経験できてすごく良かったと思っています。それをまた来シーズン活かしていきたいですし、充実した素晴らしい1年だったと思います」
だが、今季の戦いはまだ全て終わってはいない。27日には、DFBポカール(ドイツ杯)決勝で長谷部誠の所属するフランクフルトと対戦する。「まだバカンスは始まっていないので、必ず優勝して、頑張っていきたいと思います」と香川はタイトル獲得に意欲を見せた。
(取材:本田千尋【ドルトムント】、文・構成:編集部)
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