U-20日本代表の久保建英【写真:舩木渉】
韓国で開催されるU-20ワールドカップに出場するU-20日本代表は17日に現地入りし、大会初戦の会場となる水原の近郊で初練習を行った。“飛び級”で選出されたFC東京所属の15歳FW久保建英も大会に向けて意気込みを見せている。
「韓国に来たからということではないですが、(大会の)日にちが近づくにつれて徐々に気持ちも上がってきています」と久保はコメント。「まずは(グループステージの)3試合を、1試合1試合全力で戦えるように今日から改めて準備していきたいと思います」と語った。
久保はかつてバルセロナの下部組織に所属していたが、今大会に出場する開催国のU-20韓国代表には、バルセロナBでプレーする2人の選手も招集されている。彼らとは面識もあるという久保だが、決勝トーナメントを勝ち進んで対戦する可能性について過度に意識していることはないという。
「まず自分たちの心配をしないといけないので。しっかり勝ち上がって、相手がどこだとしても1試合1試合真剣に戦っていきたいと思います。それが韓国でも他の相手でも、一所懸命戦います」
この日の練習前にはソウル日本人学校で現地の児童・生徒との交流も行われ、久保に対しては特に歓声が上がっていたという。「小さい子供たちに応援してもらえて、憧れられるというのは本当に嬉しいです」と久保は小さなファンたちのためにも本大会での活躍を誓っている。
(取材:舩木渉【韓国】、文・構成:編集部)
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