ジョゼップ・グアルディオラ、ユルゲン・クロップ、アーセン・ヴェンゲル【写真:Getty Images】
大接戦が演じられてきたプレミアリーグの来季チャンピオンズリーグ(CL)出場権争いは、やはり最終節にまでもつれ込んだ。だが、最終節を終えても決着がつかない可能性もあるかもしれない。プレーオフ開催の可能性もある状況について、16日付の英紙『ミラー』が伝えている。
現地時間の16日には、未消化となっていた第34節の試合が行われ、アーセナルとマンチェスター・シティがそれぞれ勝利を収めた。この結果、リバプールも含めた3チームが、21日の今季最終節で3位から5位までの順位を争う形となっている。
1試合を残した時点で3位は勝ち点75のシティ。リバプールが勝ち点73で4位、アーセナルが同72で5位に続く。最終節を終えて3位となったチームは来季CLにグループステージから出場。4位のチームは予選プレーオフからの出場となり、5位のチームはヨーロッパリーグに回る。
だがレギュレーションにより、最終節を終えて勝ち点、得失点差、総得点の全てが並んだ2チームの順位を決定する必要がある場合には、中立地での一発勝負によるプレーオフが開催されることになる。現在の3チームの成績を考えると、プレーオフ開催の可能性も決してあり得ないことではない。
現実的に最も可能性が高そうなのは、リバプールとアーセナルが4位に並ぶシナリオだ。たとえばアーセナルがエバートンと1-1で引き分け、リバプールがミドルスブラに0-2で敗れたとすれば、両チームの成績は完全に並ぶことになる。
シティがもしワトフォードに3失点以上を喫したとすれば、シティとリバプール、あるいはシティとアーセナルが同成績に並ぶこともあり得る。シティが3-3以上のスコアで引き分けてリバプールが3点差勝利を収めた場合、あるいはシティが4失点以上で敗れてアーセナルが勝った場合などのケースだ。
最終節を残した段階で、3チームの成績は以下の通りとなっている。
3位:マンチェスター・シティ 勝ち点75 得点75 失点39 最終節:ワトフォード戦(アウェイ)
4位:リバプール 勝ち点73 得点75 失点42 最終節:ミドルスブラ戦(ホーム)
5位:アーセナル 勝ち点72 得点74 失点43 最終節:エバートン戦(ホーム)
【了】