スポルティングCPに加入するマテウス・オリベイラ【写真:Getty Images】
ポルトガル1部のスポルティングCPは15日、エストリルに所属していた元U-20ブラジル代表MFマテウス・オリベイラの獲得が決定したことを発表した。
マテウスの父親は、かつてブラジル代表FWとして活躍したベベット氏。ブラジル代表歴代6位タイの39ゴールを記録し、1994年アメリカ・ワールドカップ優勝にも大きく貢献した同氏は、2000年にJ1の鹿島アントラーズでプレーした時期もあった。
息子のマテウスもサッカー選手となり、父親の古巣でもあるブラジルの名門フラメンゴでデビュー。2015年1月にはポルトガル1部のエストリルに移籍して欧州へ渡り、レギュラーとして2年間プレーしてきた。
ゴールパフォーマンスのひとつとして一般的となっている「ゆりかごダンス」は、このマテウスが誕生した直後の試合でベベット氏が披露したことでサッカー界に大きく広まったものだ。1994年7月7日にマテウスが生まれたあと、その2日後に行われたアメリカW杯準々決勝のオランダ戦でゴールを決めたベベット氏のパフォーマンスが大きな話題となった。
ベベット氏も息子が欧州の強豪クラブに加入したことを喜び、「息子よ、君のことをとても誇りに思う。謙虚に努力を続ければずっと先まで行くことができる。スポルティングの歴史に残ることを願う」とツイッターでコメントしている。
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