スタメンはベストメンバー。しかし現実は…
5大会ぶりのU-20W杯(韓国)に挑む日本代表の初戦・南アフリカ戦(水原)が21日に迫ってきた。11日から静岡県内で最終調整合宿を行ってきた彼らは15日夜、大一番を視野に入れ、エコパスタジアムでホンジュラスと最後のテストマッチに挑んだ。
「南アフリカ戦のシミュレーション」と位置付けた一戦にのぞむにあたり、内山篤監督は現状のベストメンバーと見られる陣容を送り出した。スタメンはGK小島亨介(早稲田大)、DFに右から初瀬亮(G大阪)、冨安健洋(福岡)、中山雄太(柏)、舩木翔(C大阪)、ボランチに坂井大将(大分)と原輝綺(新潟)、右MF堂安律(G大阪)、左MF三好康児(川崎F)、そして小川航基(磐田)と岩崎悠人(京都)が2トップに入った。
試合前は史上最年少でU-20代表入りした15歳の久保建英(FC東京U-18)と小川が2トップを組むと目されたが、指揮官はこれまでの経験値を重視して、小川と岩崎のコンビを抜擢。久保はジョーカーとしてベンチに座った。
開始早々の15分、坂井の左CKに飛び込んだエース・小川がニアサイドでヘディングシュートを叩き込んで先制するなど、日本の入りは悪くなかった。ところが、この日は昨年の最終予選無失点と鉄壁の守備を誇った最終ラインがいとも簡単にやられてしまう。
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