インテルのマウロ・イカルディ【写真:Getty Images】
イタリア・セリエA第36節が現地時間の14日に行われ、インテルはホームにサッスオーロを迎えて1-2の敗戦を喫した。これでインテルはリーグ戦8試合連続で白星を逃している。
前半36分に先制点を奪われたインテルは、ハーフタイムにDF長友佑都を下げるなど2人を交代させるが状況は改善されず。後半立ち上がりにも2点目を奪われ、その後1点を返したが追いつくには至らなかった。
これでインテルはリーグ戦4連敗。第28節アタランタ戦に7-1で大勝して以来、8試合で2分け6敗と一度も勝てていない。伊『メディアセット』などが伝えるところによれば、セリエAで8試合続けて白星を逃すのはインテルにとってクラブワーストタイの記録となった。
過去には1947/48シーズンと1981/82シーズンにも、8試合連続で勝てなかったことがあったという。だが前者は8試合で勝ち点3、後者は勝ち点5を獲得しており、8試合でわずか2ポイントという今回はクラブ史上最悪の低迷だと言えそうだ。
今月9日にはステファノ・ピオリ前監督を解任し、今季3度目の監督交代に踏み切ったが、カンフル剤としての効果は表れなかった。伊紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』は「アントニオ・コンテがどうしても必要だ」と述べ、チェルシーをプレミアリーグ優勝に導いたイタリア人指揮官の招聘を実現させるような大改革がなければインテルが復活するのは難しいという見方を示している。
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