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南野所属ザルツブルク、優勝でCL出場権獲得。独2位のライプツィヒは出場不可に?

text by 編集部 photo by Getty Images

南野拓実
ザルツブルクの南野拓実【写真:Getty Images】

 現地時間13日にオーストリア・ブンデスリーガ第33節が行われ、ザルツブルクが4連覇となるリーグ優勝を決めた。これにより、ドイツ・ブンデスリーガで2位フィニッシュが確定したRBライプツィヒの来季チャンピオンズリーグ(CL)出場が認められるかどうか不透明な状況となっている。

 日本代表MF南野拓実も所属するザルツブルクは、13日のラピド・ウィーン戦に勝ったことで3試合を残してのリーグ優勝が決定。この日は無得点に終わった南野だが、今季はチーム最多の11得点を挙げて優勝に大きく貢献している。これにより、オーストリアでは1位チームにのみ与えられる来季のCL出場権獲得も決まった。

 一方のドイツでは、今季初めて1部に昇格したライプツィヒが大躍進。前節時点で、来季CLのグループステージからの出場権を獲得できる3位以内を確定させていたが、13日に行われた第33節の結果により2位でシーズンを終えることが決定した。

 だが、以前から問題視されていたように、ザルツブルクとライプツィヒが同時にCLに出場することは認められない可能性がある。両クラブはどちらも飲料会社レッドブルを事実上の親会社としており、欧州サッカー連盟(UEFA)は同一のオーナーが運営する2クラブが同じ大会に出場することを禁じる規定を設けているためだ。

 UEFAはこの問題について、各国リーグ戦が終了し、CL出場権を獲得したチームからのエントリーを受け取ってから決断を下すという姿勢を取り続けてきた。両チームが順位の上ではCL出場権獲得を決めたことで、UEFAの決定に注目が集まることになる。

 リーグランキングではドイツの方が上位だが、UEFAの規定によれば、国内リーグをより高い順位で終えたチームが優先的に出場権を得るとされている。その規定に基づけば、両クラブの競合により一方が出場権を失うとすればライプツィヒの方だということになる。

 オーストリア1位チームに与えられるCL出場権は予選2回戦からのものであり、ザルツブルクは出場が認められたとしても予選2回戦、3回戦、プレーオフを突破しなければグループステージを戦うことはできない。ザルツブルクは過去5シーズン連続でCL予選に出場しながらも本戦出場を逃し続けている。

【了】

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