カルロス・テベスとエセキエル・ラベッシ【写真:Getty Images】
上海申花に所属する元アルゼンチン代表FWカルロス・テベスは、昨年末の移籍決定以来言われてきたような「世界最高年俸のサッカー選手」ではなかったのかもしれない。「フットボール・リークス」により明らかになった情報を、12日付の英紙『ザ・サン』などが伝えている。
テベスは昨年12月にアルゼンチンのボカ・ジュニオルスから上海申花へ移籍することが決定。その年俸額はサッカー界最高額に達するとも言われていた。だが本人は1月の入団会見で、それを否定する発言もしていた。
リークにより明らかになったところによれば、テベスが上海で受け取る給料は週給約63万4000ポンド(約9260万円)相当額だという。年俸にして約48億円となるその「基本給」に加え、出場数やタイトルに応じたボーナスも加えられることが明らかにされている。
だが、そのテベスをさらに上回る報酬を得ている選手が同じく中国にいるようだ。週給79万8000ポンド(約1億1700万円)、年間で約60億6000万円を稼ぎ出しているというその選手とは、河北華夏のアルゼンチン代表FWエセキエル・ラベッシだ。
昨年はじめに河北華夏に加入したラベッシだが、負傷もあり1年目は10試合の出場にとどまり無得点。今季に入ってようやく初ゴールを挙げ、12日の広州富力戦では中盤から一人で持ち込んでのスーパーゴールも記録したが、計3得点にとどまっている。1ゴールあたりの報酬額を計算すればとんでもない額となる。
ラベッシとテベスに次ぐ年俸額世界3位はレアル・マドリーのFWクリスティアーノ・ロナウド(約32億円)、4位は上海上港のMFオスカル(約30億円)、5位はバルセロナのFWリオネル・メッシ(約27.5億円)だとされている。
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