ドイツのフェリックス・ブリッヒ主審【写真:Getty Images】
欧州サッカー連盟(UEFA)は12日、今季のチャンピオンズリーグ(CL)決勝を担当する主審がドイツのフェリックス・ブリッヒ氏に決定したことを発表した。
今季CL決勝には、昨季に続いての連覇を狙うスペインのレアル・マドリーと、イタリア王者ユベントスが進出。両チームの対戦は現地時間6月3日に英国ウェールズのカーディフで開催される。
2007年から国際審判を務めるブリッヒ氏は、今季CLで決勝トーナメント1回戦1stレグのポルト対ユベントス戦を含む5試合を担当。EURO2016や、2014年のヨーロッパリーグ決勝などでも笛を吹いた経験がある。
だがスペイン『マルカ』やイタリア『ガゼッタ・デッロ・スポルト』などは、同主審が過去に信じられないような「大誤審」を犯したことも伝えている。ブンデスリーガの2013/14シーズン、ホッフェンハイム対レバークーゼン戦でのことだ。
この試合ではレバークーゼンのFWステファン・キースリンクのシュートが枠を外れたが、ゴール裏の広告板に当たって跳ね返ったボールは、ネットに空いていた穴からゴール内へ。ブリッヒ主審はこれを得点として認め、「ファントムゴール」として大きな騒ぎを引き起こした。
試合はこの1点が決勝点となってレバークーゼンが勝利。ホッフェンハイムはドイツサッカー連盟(DFB)に抗議したが、一旦認められたゴールと試合結果が覆ることはなかった。
【了】