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チェルシー優勝決めたのは今季先発「ゼロ」の控えFW。9ヶ月ぶり得点が決勝弾に

text by 編集部 photo by Getty Images

ミチ・バチュアイ
チェルシーのミチ・バチュアイ【写真:Getty Images】

 現地時間12日に行われたプレミアリーグ第37節の試合で、チェルシーはウェスト・ブロムウィッチにアウェイで1-0の勝利を収め、2016/17シーズンのプレミアリーグ優勝を確定させた。

 勝てば優勝決定という試合で、80分過ぎまでゴールを奪うことができなかったチェルシーだが、交代出場のFWミチ・バチュアイが大きな仕事をやってのけた。セサル・アスピリクエタからのクロスにゴール前で合わせ、82分に優勝を決定付ける決勝ゴールを奪った。

 マルセイユで活躍し、3100万ポンド(約45億円)という移籍金で昨夏チェルシーに加入したベルギー代表のバチュアイだが、FWジエゴ・コスタの好調などもあり先発争いに割って入ることはできず。ウェスト・ブロム戦も含め今季18試合に出場しているが、その全てが交代出場であり、これまでプレミアリーグで先発した経験はない。

 交代出場も遅い時間からの投入であることが多く、出場18試合でのプレー時間の合計はわずか120分あまり。4月時点で報じられたデータによれば、ベンチ入りしながらも出場しなかった時間が今季のプレミアリーグで2番目に長い選手であり、合計で実に「丸2日間(48時間)」以上をベンチで過ごしてきた。

 今季限りでチェルシーを去る可能性も取りざたされ始めていたが、大事な場面で存在感を見せた。第2節ワトフォード戦で決めた初ゴール以来、約9ヶ月ぶりのプレミアリーグ通算2点目がチェルシーにリーグタイトルをもたらす1点となった。

【了】

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