ドルトムントのマルク・バルトラ【写真:Getty Images】
先日起きた爆破事件により負傷したドルトムントのDFマルク・バルトラが現在の心境を語った。11日付けの独メディア『sport.de』が報じている。
ドルトムントは先月11日、チームバスを標的として3つの爆発が起きる事件の被害を受けた。この事件でバルトラは右手首を骨折したほか、割れた窓ガラスによる傷も負い、治療のため手術を受けた。
現地時間10日、実に29日ぶりの練習に復帰したバルトラは右手にはギプスを着けているがチームメイトと練習を行った模様だ。パス練習の際には腕を気にする仕草を見せるも「腕は良くなってきている。医者は爆発の衝撃で骨は折れたと言っていた。でも幸運なことに靭帯などには影響がないようだ」とプレー出来るレベルまで回復しているようだ。
また26歳のスペイン人DFは「ボールを見ていると全てを忘れることが出来る。私はチームメイトと一緒に練習出来ることに大きな喜びを感じている」と負傷後初めてチーム練習に合流した気持ちを語った。
事件について聞かれると「不安やパニックなど私の人生の中で最悪の事が起こった。あのような経験は今まで体験したことがなかった。私自身どのように振る舞えばよいのか分からなかった」と当時の胸の内を語った。
さらに「出来ることなら今週か来週にはベンチ入りメンバーに入りリームを助けたい。そしてカップ戦(ドイツ杯)で優勝したい」と今季中の復帰に強い意欲を示した。
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