テネリフェの柴崎岳【写真:Getty Images】
スペイン2部のテネリフェに所属するMF柴崎岳は、今季途中から加入したクラブで徐々に出場機会を増やし、ピッチ上での存在感も強めている。9日付の地元紙『エル・ドルサル』電子版も柴崎を称賛する記事を掲載した。
柴崎は1月の移籍市場で、鹿島アントラーズからテネリフェへ移籍。当初は新天地での適応に苦戦し、練習を欠席する日々も続いたが、3月には公式戦デビューを果たした。最近2試合のリーグ戦では続けて先発に起用され、90分間フルでプレーしている。
その2試合でのプレーで好評価を得ている柴崎について、『エル・ドルサル』は「テネリフェで主役を勝ち取った」と称賛。「この島とリーグに完全に適応し、自らの力によってホセ・ルイス・マルティ(監督)にとってのキープレーヤーの一人になった」と述べられている。
柴崎のプレーについては、左サイドでも中央でも高い技術を見せるとして高く評価。「ボールを支配し、いつも正しい決断を下す」「美しく楽しいサッカーを愛するファンが非常に好むような技術を持っている」と日本人MFの能力を称えた。
1部昇格を目指すテネリフェは現在2部で5位に位置しており、残り5試合で6位以内を守ればプレーオフへ進む。柴崎はシーズン終盤戦やプレーオフでも「おそらく主役の一人」になるとして期待されている。
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