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ガットゥーゾ監督率いるピサが3部降格。リーグ「最少失点」の堅守誇るも攻撃は…

text by 編集部 photo by Getty Images

ジェンナーロ・ガットゥーゾ
ピサのジェンナーロ・ガットゥーゾ監督【写真:Getty Images】

 イタリア・セリエB第40節の試合が現地時間の8日に行われ、ピサはチッタデッラに1-4の敗戦を喫した。この結果、ピサは2試合を残してレーガ・プロ(3部)への降格が決定している。

 1980年代などにセリエAで戦ったこともあるピサだが、90年代には経営破綻により5部から再出発。今季は2部のセリエBに復帰を果たした。昨季からチームを率いていた元イタリア代表MFのジェンナーロ・ガットゥーゾ氏は、クラブとの関係悪化により開幕前に一旦辞任したが、その後復帰して再び監督を務めることになった。

 だがセリエBでの成績は振るわず、下位に低迷。2月以来13試合白星なしという成績により、3部への逆戻りを余儀なくされることになった。

 興味深いのは、その降格の決まったピサが今季セリエBの「最少失点」チームだということだ。40試合で33点という失点数は、首位に立つスパルよりも3点少ない。チッタデッラ戦では4失点を喫したとはいえ、それ以前には39試合で最大でも2失点が4回あるのみというのは、とても降格チームとは思えない成績だ。

 それでも降格という結果に終わった理由は、やはり得点力不足にある。40試合での総得点は23点で、こちらも圧倒的にリーグ最少。40試合中半分以上の22試合が無得点という攻撃面の物足りなさが響き、勝ち点を重ねることはできなかった。

【了】

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