ドルトムントを率いるトーマス・トゥヘル監督【写真:Getty Images】
ドルトムントを率いるトーマス・トゥヘル監督が、バス爆発事件後すぐにチャンピオンズリーグ(CL)モナコ戦の延期試合がスケジュールに組まれたことで、クラブに対する不満を持ち関係が悪化しているようだ。8日に英紙『エクスプレス』が報じている。
4月11日にCL準々決勝1stレグのモナコ戦が行われる予定だったが、ホテルからドルトムントのバスが出発した際に爆発に巻き込まれて試合が延期することになった。ただ、その翌日にスケジュールが組まれることになり、ドルトムントは2-3の敗戦を喫している。
これに関してドルトムントのハンス・ヨアヒム・ヴァツケCEOは「モナコが現地時間15日にディジョンFCOとの国内試合を控えているため、水曜日(現地時間12日)に試合を行う以外に選択肢がない」と説明していた。
同紙によると、トゥヘル監督はドルトムントと契約更新に向けた交渉を行う予定だったが、この一件がきっかけで両者の関係が悪化しているとのこと。ヴァツケCEOは同紙に対して「監督は明らかに指摘するような権利があったが、私はそのようなシナリオには直面しなかった」と語り、トゥヘル監督との間で意見が不一致していた可能性については「はい、その通りだろう」と答えている。
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