マンチェスター・ユナイテッドのジョゼ・モウリーニョ監督【写真:Getty Images】
プレミアリーグ第36節が現地時間の7日に行われ、アーセナルがマンチェスター・ユナイテッドに2-0の勝利を収めた。ユナイテッドのジョゼ・モウリーニョ監督は、これで4位以内でシーズンを終えられる可能性はなくなったとコメントしている。
前節終了時点で5位のユナイテッドは、4位のマンチェスター・シティとわずか1ポイント差。4位以内での来季チャンピオンズリーグ(CL)出場権獲得を狙うのも決して不可能な状況ではなかったが、モウリーニョ監督はヨーロッパリーグ(EL)優勝を最大の目標とすることを宣言し、アーセナル戦では疲労の蓄積した選手を温存すると主張していた。
実際、モウリーニョ監督はプレミアリーグ初出場となる19歳のDFアクセル・トゥアンゼベを先発に含めるなど、先週のEL準決勝1stレグのセルタ戦から先発6人を変更。結果は0-2での敗戦に終わった。
「我々が試合に勝とうとしなかったと言うことはできない。プレミアリーグの残り3試合も勝つつもりで戦う」とモウリーニョ監督は試合後に英メディア『スカイ・スポーツ』で話している。だが「4位以内で終えられるチャンスがあるとは思わない」と述べ、リーグ順位でのCL出場権争いには白旗を上げた。
CLの舞台に復帰することを目標とするユナイテッドだが、リーグ順位ではなくもうひとつのルートから出場権獲得を目指す。「もちろん木曜日に全力を尽くす。ELでの優勝を狙うことで、CL(出場)を追い求めていくべきだ」と指揮官は語った。
ユナイテッドはセルタにアウェイで1-0の勝利を収め、11日に行われるホームでの2ndレグを有利な状況で迎えることができる。決勝へ進み優勝を果たしたとすれば、来季のCL出場権を獲得できる。
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