FC東京の久保建英【写真:Getty Images for DAZN】
FC東京に所属するFW久保建英は、3日に行われたYBCルヴァンカップ・グループステージ第4節の北海道コンサドーレ札幌戦に後半途中から交代出場。トップチームの公式戦に初出場を果たしたが、大会の最年少出場記録を更新することはできなかった。
久保は札幌戦で初めてトップチームのベンチに入ると、66分に永井謙佑との交代で出場。J1のチーム同士の公式戦で初めてピッチに立ち、20分あまりプレーした。
昨年11月にFC東京U-23の一員としてJ3の公式戦に初出場した際には、久保はJリーグの史上最年少出場記録を更新した。以前の記録は、東京ヴェルディに所属していた元日本代表FW森本貴幸(現・川崎フロンターレ)が2004年にJ1でデビューを飾った際の15歳10ヶ月6日だったが、久保はこれを5ヶ月以上塗り替える15歳5ヶ月1日での出場だった。
森本はリーグ戦デビューの2週間後、15歳10ヶ月20日でヤマザキナビスコカップ(現ルヴァンカップ)に初出場し、大会の史上最年少出場記録を塗り替えた。久保は3日の試合に出場した時点で15歳10ヶ月29日であり、森本の記録にあと「9日」及ばなかった。
なお森本は、初出場した翌年のナビスコカップで初ゴールを記録し、16歳10ヶ月12日という大会最年少得点記録を保持している。札幌戦では惜しいシュートを放ちながらも無得点に終わった久保だが、今後約1年以内にルヴァン杯で得点を決めれば森本の記録を塗り替えることになる。
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