アトレティコ・マドリーのディエゴ・シメオネ監督【写真:Getty Images】
現地時間2日、チャンピオンズリーグ(CL)準決勝1stレグでレアル・マドリーとアトレティコ・マドリーが対戦した。
2013/14シーズン、そして昨季の決勝と同じカードとなったマドリード・ダービーだが、クリスティアーノ・ロナウドのハットトリックによってマドリーがホームで先勝を収めている。
アトレティコがCLの舞台で3点差の敗戦を喫したのは5年ぶりのことである。最後にアトレティコが3点差で敗れたのは12/13シーズンの決勝で、当時の相手もマドリーだった。アトレティコは1-1の同点で90分を終えるも延長戦で3得点を奪われ、1-4で優勝を逃している。
90分間の試合に限れば、2011/12シーズン途中にディエゴ・シメオネ監督が就任して以降CLで3点差で敗れたのは初めてのことだ。
アトレティコが90分間の試合で3点差で敗れたのは、キケ・サンチェス・フローレス監督時代の2009/10シーズンにグループステージのポルト戦で喫して以来6年半ぶりである。
ホームで3得点を奪ったマドリーは、決勝進出に向けて大きなアドバンテージを得ることになった。大会が現名称に変更された1992/93シーズン以降、ホームチームが3-0のリードで1stレグを終えたケースは9回あるが、うち8回は次のラウンドに進出している。
つまり、過去のデータを参照すればマドリーの決勝進出は88.9%で、アトレティコが逆転で決勝に進める可能性は11.1%しか残されていない。
10日に行われる2ndレグはアトレティコの本拠地ビセンテ・カルデロンで行われる最後のCLとなるが、奇跡の逆転突破はあるのだろうか。
【了】