現役復帰を果たした海堀あゆみ【写真:Getty Images】
九州女子サッカーリーグの熊本ルネサンスフットボールクラブが2日、なでしこリーグのINAC神戸レオネッサや女子日本代表(なでしこジャパン)として活躍した30歳のGK海堀あゆみが選手兼コーチとしてクラブに加入したことを発表した。
海堀はスペランツァFC大阪高槻(現:コノミヤ・スペランツァ大阪高槻)の下部組織に加入後、2004年からトップチームでプレー。2008年にINAC神戸に移籍すると、すぐに主力に定着し正守護神としてゴールを守った。
そして、2011年にはドイツで開催されたW杯に出場し、PK戦までもつれ込んだ決勝戦では、PKをセーブするなどして日本の優勝に大きく貢献している。その決勝戦ではMVPにも選出されていた。その後、2016年1月15日に現役引退することを表明している。
熊本ルネサンスは海堀の加入経緯について「INAC神戸レオネッサ所属時代に熊本との関わりが多く、昨年の震災後も何かの形で支援したいと本人は考えていたが実現に至らなかった。しかし4月9日に開催されたキリンチャレンジカップ2017 なでしこジャパン戦の日本サッカー協会主催の普及イベントでコーチとして参加。
その際に熊本ルネサンスFCという復興に立ち向かうクラブチームの存在を知り、女子サッカーを通じて自分が出来ることをしたいという彼女の思いと、クラブ側の熊本女子サッカーの発展と熊本を元気にするという目的を遂げる1つのチャンスであるという意向がマッチングし、今回の入団が実現しました」と、クラブのオフィシャルサイトを通じて明かしている。
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