ガンバ大阪のサポーター【写真:Getty Images】
政治的思想を連想させるマークを用いたフラッグを掲出したとして、ガンバ大阪から無期限の入場禁止処分を受けたサポーターグループの元リーダーは、処分を受け入れることを表明した上で騒動について謝罪を行った。
先月16日に行われた明治安田生命J1リーグ第7節、セレッソ大阪との大阪ダービーにおいて、G大阪の一部サポーターが掲出していたフラッグが問題視された。フラッグに用いられていたマークは、ナチス親衛隊のシンボルをアレンジしたように見えるデザインだった。
G大阪はこの一件を受け、一時的に試合での全ての掲出物を禁止した上で、問題のフラッグを掲げたサポーターグループ「SH BROS(スレッジハンマー・ブロス)」との話し合いを行った。先月27日には、同グループからの解散届を受理した上で、グループの全員に対して無期限の入場禁止処分を科したことが発表された。
グループの元コールリーダーであるミッシェル氏は、グループのウェブサイトを閉鎖した上で、サイトのあったアドレスに声明文を掲載。「殊更に政治的思想はありませんでしたが、騒動へと発展した問題の責任は我々にあり、それによってたくさんの方々に不快な思いをさせた事を深くお詫び致します」と謝罪した。
「応援を盛り上げていくつもりが、このような形で皆様にご迷惑をかけていることに責任を痛感しています」と同氏は続け、ともにG大阪を応援してきたファンへの感謝の思いを表した上で、「最大限の感謝と後悔の念をお伝えして、今回の処分を受け入れたいと思います」と述べている。
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