具体的な日付、人事もすでに話題に
すでに具体的な日付までも話題に上っている。5月20日から22日までの間に契約を交わし、アルゼンチン代表の新監督として発表が行われることになるという。具体的な名前も挙げられている。デフェンサ・イ・フスティシアの監督であり、チリ代表においてサンパオリの右腕であったセバスティアン・ベッカセセが、副監督としてアルゼンチン代表でも付き添うことになるという話だ。
サンパオリはまた、チリ代表で一緒に仕事をしていた3人のチリ人スタッフにも声をかけたようだ。彼らは現在ピッツィ(チリ代表現監督)を支えている。さらにチームを完成させるため、旧知の間柄であるパブロ・アイマールやガブリエル・ミリートなどにも打診を入れた模様だ。
セビージャが2019年まで契約を延長するため提示したオファーは、とっくに無効なものとなっている。サンパオリはさらに上を見据えているためだ。他のビッグクラブから誘いがかからなかったことで、アルゼンチン代表が再び彼にとって一番の選択肢となった。今ならは契約解除金も150万ユーロで済む。
だが、セビージャファンに突然の変化を期待させた監督がクラブを拒絶することは、より大きな痛みをもたらす。今季リーガのかなりの時期にわたって、彼はクラブをタイトル獲得候補へと引き上げていた。もはや後戻りの道はなく、すでにセビージャは代役を探そうとしている。
サンパオリにとって、アルゼンチン代表でメッシを指導するのは夢だ。57歳の彼は、これが一世一代のチャンスであることを理解しており、逃そうとはしなかった。サンパオリはレオのためのチームを作り上げることができる。
「クラシコでメッシが見せた試合は、私を非常に幸福にしてくれた。彼のような選手がいてくれればこの仕事の助けになる」とサンパオリは、バルサがベルナベウで勝利を収めたあと話していた。