ローマのフランチェスコ・トッティ【写真:Getty Images】
ローマの元イタリア代表FWフランチェスコ・トッティは、現地時間の30日に行われたセリエA第34節のラツィオ戦が、自身にとって“最後”のローマダービーになったのかどうか明言を避けている。伊紙『イル・メッサジェーロ』などが伝えた。
下部組織からローマ一筋でプレーし、クラブを象徴する存在となったトッティは現在40歳。今季限りとなっているローマとの契約満了に伴い現役を引退することになるのかどうか、去就に注目が集まっている。
さすがに出場機会は減少しているトッティだが、30日のラツィオ戦には73分から交代で出場。歴代最多記録を更新する44試合目のダービー出場となったが、結果は1-3の敗戦に終わった。このまま引退あるいは退団することになれば、これが最後のダービーマッチだったということになる。
だが試合を終えたトッティは、必ずしも最後のダービーを戦ったと断言はしていない。「これが最後だったと誰もが言っていますが」と質問を受けた同選手は、「言っているのは他の人たちだ。僕は何も言っていないよ」と答えている。
トッティに次ぐ歴代2位のダービー出場数を誇るMFダニエレ・デ・ロッシも、ローマとの契約は今季末までとなっており、今回が最後のダービーマッチになる可能性もあるとみられている。だがデ・ロッシも「最後のダービーだったのかどうかは分からない」と試合後にコメントし、去就について明言はしていない。
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