バイエルン・ミュンヘンのキングスレー・コマン【写真:Getty Images】
バイエルン・ミュンヘンに所属する20歳のフランス代表FWキングスレー・コマンは、16歳でのプロデビューから5シーズン連続でのリーグ優勝を3つの異なる国で成し遂げるという驚異的なキャリアを歩んでいる。
コマンは2013年2月に、16歳246日でパリ・サンジェルマン(PSG)のトップチームにデビュー。ニコラ・アネルカ氏の保持していた記録を塗り替えるPSGの史上最年少選手となった。2012/13シーズンはその1試合のみ、翌シーズンもリーグ戦2試合の出場にとどまったとはいえ、2年連続でリーグアン優勝メンバーの一員となった。
2014年に移籍したユベントスでは18歳で開幕戦に出場し、ユーベの外国人選手として史上最年少でのデビューを飾る。交代出場が多かったがセリエAで14試合に出場し、マッシミリアーノ・アッレグリ監督就任1年目のチームの優勝に貢献した。
期待の若手として評価を高めたコマンは、翌2015年には現所属クラブのバイエルンへ期限付き移籍。ブンデスリーガではコンスタントに出場機会を得ることに成功し、1年目は23試合に出場して4ゴール。ドイツでもリーグタイトルを手に入れた。
今季は負傷もあり出場機会を減らしているが、ここまで17試合に出場。バイエルンは29日のヴォルフスブルク戦に6-0の大勝を収めたことで、前人未到の5連覇となる優勝を確定させた。試合に先立ち27日には、コマンはユーベからバイエルンへ完全移籍することも発表されている。
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