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トッティ、“最後”かもしれないローマダービー飾れず。ラツィオが5年ぶり勝利

text by 編集部 photo by Getty Images

ローマダービー
ラツィオがローマに勝利【写真:Getty Images】

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【ローマ 1-3 ラツィオ セリエA 第34節】

 イタリア・セリエA第34節が現地時間の30日に行なわれ、ローマとラツィオが「ローマダービー」を戦った。

 今回のローマダービーは史上初めて、現地時間12時30分キックオフのランチタイム開催。ローマにとっては首位ユベントスを逆転しての優勝に望みを繋ぐため、ラツィオにとっては3位への浮上を狙うためどちらも勝ち点3のほしい一戦だった。

 今季20得点のインモービレがウォームアップ中の問題で急遽先発を外れるアクシデントに見舞われたラツィオだが、12分に先制点を奪う。ペナルティーエリア手前右側でボールを受けたケイタがDFの股間を抜くシュートをゴール右隅へ蹴り込んだ。

 前半はそのまま終えるかに思われたが、ローマは前半終了間際にストロートマンがエリア内で倒れてPKを獲得。デ・ロッシが右隅にシュートを決めて前半を1-1で折り返した。

 50分にはこぼれ球を拾ったバスタがシュートに持ち込むと、相手DFに当たって軌道を変えたボールがゴールネットへ。ラツィオ加入3年目でのリーグ戦初ゴールをダービーの大舞台で記録し、ラツィオが再び勝ち越しに成功する。

 追いつきたいローマは73分、デ・ロッシに替えて40歳フランチェスコ・トッティを送り出す。今季限りでの引退や退団の可能性もあるローマの“王子”は、自身にとって最後となるかもしれないローマダービーのピッチに立った。

 だが85分、決定的な次のゴールはラツィオに生まれる。カウンターからルリッチが抜け出し、ラストパスを受けたケイタがダメ押しのゴール。前節のハットトリックに続いての2得点でラツィオの勝利をほぼ決定づけた。

 ローマは首位ユーベが引き分けたチャンスを活かせず、勝ち点差は残り4試合で9ポイントに広がった。リーグ戦のダービーマッチで約5年ぶりの勝利を挙げたラツィオは3位ナポリとの差を暫定で4ポイントとし、来季チャンピオンズリーグ出場権獲得に望みを繋いでいる。

【得点者】
12分 0-1 ケイタ(ラツィオ)
45分 1-1 デ・ロッシ(ローマ)
50分 1-2 バスタ(ラツィオ)
85分 1-3 ケイタ(ラツィオ)

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【了】

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