テネリフェの柴崎岳【写真:Getty Images】
現地時間29日にスペイン2部第36節が行われ、MF柴崎岳の在籍するテネリフェはアウェイでUCAMムルシアと対戦した。
テネリフェはチーム得点王のFWアマトがコンディション不良のため欠場。ホンジュラス代表FWロサノが1トップを務め、柴崎はその後ろにトップ下として先発起用された。第32節オビエド戦以来4試合ぶり、テネリフェ加入以来2度目の先発出場となる。
だが20分、先制点を奪ったのはホームのUCAMムルシア。左からのCKに合わせたヘディングシュートはGKが好セーブで阻んだが、リバウンドをMFティトが押し込んだ。
柴崎は徐々にプレーに絡む場面も増え、ボールを受けた際には丁寧にパスを繋いでリズムを作っていたが、決定的なチャンスを生み出すには至らず。前半はそのまま1点ビハインドで折り返した。
後半も追いつきたいテネリフェが反撃を試みるが守備をこじ開けられない。終盤にかけては特に柴崎にボールが集まる場面が増え、質の高いボールを供給するプレーもあったが、最後までゴールを生み出すことはできなかった。
柴崎にとっては加入後初のフル出場となったが、テネリフェは6試合ぶりの黒星。昇格に向けたプレーオフ圏内の混戦の中で非常に痛い1敗となってしまった。
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