モナコのキリアン・ムバッペ【写真:Getty Images】
アーセナルのアシスタントコーチを務める元フランス代表のロベール・ピレス氏は、母国フランスでセンセーションを巻き起こしているモナコのFWキリアン・ムバッペがアーセナルに加入することになるという考えを述べた。ブックメーカー『bwin』が同氏のインタビューを伝えている。
現在18歳のムバッペは、所属するモナコでの活躍により大きく評価を高めている。国内リーグでの13得点に加え、チャンピオンズリーグでは決勝トーナメントに入ってから4試合連続でゴールを記録するなど、モナコの躍進に大きな貢献を果たしてきた。
当然ながら、多くのビッグクラブが獲得に関心を示していることが取りざたされている。だがピレス氏は、「アーセナルは彼と契約すると私は考えている」と母国の新星の移籍先を確信している様子。問題は獲得が実現するかどうかではなく、「いくらかかるか」だと述べている。
「ムバッペにはアーセナルでプレーできるポテンシャルがあり、(アーセン・)ヴェンゲルは彼を指揮するのに適切な監督だ。モナコとアーセナルは非常に似通ったクラブであり、あまり大きくは変わらないだろう」とピレス氏は語った。
アーセナルへ移籍したとすれば、ムバッペがたびたび比較される元フランス代表のFWティエリ・アンリ氏と同じ道を歩むことになる。自身もアンリ氏とともにアーセナルやフランス代表で活躍したピレス氏は、「比較する必要はない。彼はまだティエリと比べられるような選手ではない」としながらも、ムバッペがアンリ氏に似ていることは認めている。
「キリアンには、ティエリ・アンリの後に続いてほしいと願っている。彼にはティエリと同じような部分がある。敏捷で力強く、優れたフィニッシャーだ。だがまだ非常に若い選手であり、比較するのはもう少し先にしたいと思う」
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