サミュエル・エトー(左)とジョゼ・モウリーニョ監督(右)【写真:Getty Images】
元インテルのFWサミュエル・エトーが、2010年のチャンピオンズリーグ(CL)決勝前の出来事を伊メディア『スカイ』で明かした。
ジョゼ・モウリーニョ現マンチェスター・ユナイテッド監督率いるインテルは、苦しみながらもCLで勝ち進み、ファイナルでバイエルン・ミュンヘンを対戦した。
エトーは当時指揮官に言われたことを鮮明に覚えているようだ。決勝の直前、「モウリーニョはほとんど誰もしないようなことをした」という。
「監督が『これからみんなにサミュエルが今夜の試合の勝ち方を教える』って話し出したんだ。そのことに僕は感謝しなければいけない」
同選手は、自身の話も覚えている。
「決勝に進むまで苦しい試合ばかりだった。チェルシーやバルセロナを倒して勝ち上がったんだ。みんながそのことを考えていたよ。僕は何度も決勝を戦ったけど、これが一番特別だと話した。このときを待ちわびてきたインテルのみんなのために勝たなければいけない。ピッチで死ぬか、トロフィーを手にしてここを去るかのどちらかしかないぞ、って言ったよ」
バイエルンに2-0で勝利したインテルは3冠を達成した。その日のうちにミラノに戻り、深夜に本拠地サン・シーロでトロフィーをお披露目している。
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