ドルトムントに所属する香川真司【写真:Getty Images】
現地時間26日にドイツ杯(DFBポカール)準決勝の試合が行われ、ドルトムントはバイエルン・ミュンヘンと対戦し3-2の勝利をおさめた。この試合でドルトムントに所属する日本代表MF香川真司はベンチ入りしたものの出場することなく試合を終えている。
心境に関して香川は「素直に嬉しいです。ベルリンの決勝の舞台は本当に素晴らしい雰囲気なので。去年、一昨年と、負けているので必ず最後は勝って終われるように今シーズンしたいなと思います」と語り、勝利した喜びと共に決勝に向けた意気込みを語った。
バスの事故やチャンピオンズリーグ(CL)敗退などネガティブなことが多い中で、今回の決勝進出はポジティブな転換期になるかについては「そこしかモチベーションがなかったので。みんなが最後まで諦めずに、内容どうこうではなくて本当に、最後、気持ちでみんなが信じたからこそ、生まれたゴールだと思う。本当に良かったです」とコメントしている。
ほぼバイエルンのブンデスリーガ優勝が見えている状況の中で、ドルトムントにとっての目標については「ポカールになってくると思います。まあでも、リーグ3試合、しっかり3位でフィニッシュできるように。2位も現状は難しいんでね。ホッフェンハイムとの直接対決もあるなかで、しっかりとやってきたいと思います」と、ドイツ杯優勝に加えてリーグ戦3位で終われることを目標にしていると明かした。
そして最後に、公式戦2試合連続で出場できていないことに関しては「まあ、しょうがないんでね。今日も4-4-2だったんで。まあ後半、必ず出番はあるって言われていた。ただ、勝ったんで全てオッケーですし、リーグ戦も決勝もあるんで、そこにモチベーションを向けてやっていきたいと思います」と語った。
(取材:本田千尋【ドルトムント】、文・構成:編集部)
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