ピッチ脇でビデオ判定用のモニターを確認【写真:Getty Images】
国際親善試合やクラブW杯などで導入が進むビデオアシスタントレフリー(VAR)が、2018年ロシアW杯でも導入されることになった。26日に英メディア『BBC』が報じている。
同メディアによると、国際サッカー連盟(FIFA)のジャンニ・インファンティーノ会長が「これまでのところ肯定的なフィードバックしかなかったので、ビデオ判定を使用する」と語り、W杯での使用を認めたとのこと。VAR技術を利用して、ゴールやレッドカードの判定、誤った判断によるPKなどを試合中に映像確認し、正しい判定が行われることになる。ビデオ判定を導入するために国際サッカー評議会(IFAB)の承認も必要となるが、FIFAとしては導入する方向で話が進んでいるようだ。
昨年、日本で行われたクラブW杯の準決勝・鹿島アントラーズ対アトレチコ・ナシオナルの試合でビデオ判定が使用され、映像確認によりペナルティエリア内でのファールが認められる事例があった。今年3月に行われたフランス対スペインの国際親善試合でも使用され、ゴールの判定が覆っている。これまでのW杯で数多くの誤審があったが、2018年のロシアW杯からは誤審ゼロになりそうだ。
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