ドルトムントのマルク・バルトラは、かつての同僚リオネル・メッシを称賛して中傷の被害に【写真:Getty Images】
現在ドルトムント所属で元バルセロナの選手でもあるDFマルク・バルトラが、SNS上で23日に行われたバルセロナ対レアル・マドリーの“クラシコ”について発言したところ、複数のユーザーから中傷を受けた。その中には先日のバス爆発事件に絡んだ卑劣極まりないものもあった。
バルトラは今月11日、ドルトムントのチームバスを襲った爆発事件で右手首を骨折。手術を受けて4週間の長期離脱を強いられている。テロの疑いもあったうえ、命に関わる大事件だっただけに、状態を心配する声が多数寄せられた。
そんな中、メッシがクラシコの後半アディショナルタイムに逆転ゴールを決めた際、バルトラがツイッターにて「D10S」(スペイン語で神の意を表すDIOSとメッシの背番号10をもじっている)というツイートをしたことが、バルサをよく思わない者たちに火をつけた。
バルトラの投稿を不快に思った複数のユーザーがメッシを称えるツイートにリプライで応戦。敵チームのサポーターが侮辱的な表現で対抗するのはよくある話だが、その他にも「あの爆弾が顔の前で爆発したらよかったのに」と卑劣な言葉を投稿する者もおり、反響を呼んでいる。
それでも大多数は同選手を心配するようなコメントや、中傷する発言を批判するようなコメントを残している。古巣バルセロナの逆転勝利を追い風に、不運に見舞われたバルトラの早急な回復と1日も早い戦列復帰が望まれる。
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