マルセロの失態にクリスティアーノ・ロナウドの本音がポロリ…【写真:Getty Images】
リオネル・メッシの劇的なゴールによってバルセロナの勝利で幕を閉じた23日のクラシコ。誰もが予想しない形で生まれた宿敵のエースの決勝点に対し、レアル・マドリーのクリスティアーノ・ロナウドは煮え切らない思いを口にしていたようだ。スペイン紙『マルカ』が伝えた。
後半アディショナルタイムの92分、バルセロナのDFセルジ・ロベルトは前方の広大なスペースを見るなり中央突破を試みた。これが最終的には決勝点の起点となるプレーとなった。
ファウルもオフサイドもなく、文句のつけようのない崩しからの得点であったが、これに不服だったC・ロナウドはやりきれない態度で「ファウルしろよ」とつぶやいた。スタンドで観戦していたマドリーファンの人たちも同じように不満を露にし、最終的にはS・ロベルトと対峙したDFマルセロがファウルをしてでも止めなかったことを非難されたようだ。
一方マルセロ自身も「S・ロベルトを止められなかった責任は僕にある」とコメントした後、「もしあそこでファウルをしていたらゴールは決まっていなかっただろうと」と振り返り、失点を避けるための最後の手段としてファウルすべきだったことを認めた。
今回のクラシコはセルヒオ・ラモスの退場や、疑惑のジャッジの連続など話題が盛りだくさんの試合となった。その中でバルセロナは文句のつけようのない形でマドリーから3得点を奪った。メッシを中心に自分たちのフットボールを貫いたバルセロナが勝利を手にしたことはある意味妥当な結果といえるのかもしれない。
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