スペイン移籍の後悔。夏に再び新たな道を模索
とうとう4月23日のスパルタ戦(1-0)で、ハーフナーの連続ゴール記録は途切れた。それでも、この試合で12位となったADOデン・ハーグの1部残留が決定し、「残留に向けてチームとして頑張ってきたので、(自分が無得点でも)普通に喜んでいいでしょう」と笑みが絶えなかった。
あと1シーズン、ADOデン・ハーグとの契約を残すハーフナーだが、次の夏の市場で移籍を目論んでいる。ハーフナーは2014年夏、フィテッセ時代の恩師ルッテン監督からフェイエノールトに来るよう誘いを受けたが、あこがれだったスペインリーグのコルドバからオファーを受けて、半年間で5試合ノーゴールの失敗に終わった苦い経験がある。
同年12月末、コルドバとの契約は解除され、3月にHJKヘルシンキに加入するまでは無所属の時期が続いた。それだけに「あの時、代理人のアドバイスに従ってフェイエノールトに行っておけば」という後悔がハーフナーにはある。スパルタ戦後、ハーフナーは今後のことについて、こう語った。
「フェイエノールトに行けたのに、スペイン行っちゃったりして、勝手に自分の人生を崩している。あと5、6年、35歳までやりたいと思うので、しっかりと良い判断でやっていきたいです」
オランダリーグ通算50ゴールという価値ある履歴書を手にしたハーフナーの、新たな挑戦に期待したい。
(取材・文:中田徹)
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