レアル・マドリーを下したバルセロナ【写真:Getty Images】
現地時間23日に行われたリーガエスパニョーラ第33節の試合でレアル・マドリーとバルセロナが対戦し、アウェイのバルサが3-2の勝利を収めた。
伝統の“クラシコ“はあまりにも劇的な結末を迎えた。セルヒオ・ラモスの退場で10人になったマドリーが2-2の同点に追いつき、そのまま試合を終えるかに見えたが、2分間と掲示された後半アディショナルタイムの1分47秒を過ぎたところでリオネル・メッシが決勝ゴール。バルサがリーガの優勝争いに望みを繋ぐ上でも非常に大きな1勝となった。
スペイン『アス』紙や『ESPN』などでコメンテーターを務め、データの専門家として知られる「ミスター・チップ」ことアレクシス・マルティン=タマヨ氏によれば、メッシの一撃はマドリーに“歴史的“な屈辱を味わわせることになったという。マドリーが本拠地サンティアゴ・ベルナベウでのリーガの試合で、アディショナルタイムに失点して敗れるのは史上初とのことだ。
“劇的弾男“ラモスのゴールなどで、終了間際にゴールを奪って勝利を収めることも多いマドリーだが、今回はホームで初めてそのショックを味わう側となった。1試合を多く残しているがバルサに首位の座も明け渡し、タイトル争いでも厳しい状況に追い込まれつつある。
また、この試合はマドリーにとって今季リーガでのホーム初黒星となった。前回の敗戦は昨年2月のアトレティコ・マドリー戦。ジネディーヌ・ジダン監督にとってはベルナベウでのリーガでの試合で就任以来2敗目となる。
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