セルヒオ・ラモスに倒されたリオネル・メッシ【写真:Getty Images】
リーガエスパニョーラ第33節、レアル・マドリー対バルセロナの“クラシコ“が現地時間の23日に行われ、アウェイのバルサが3-2で勝利を収めた。スペイン各メディアは、この試合での主審の判定には疑問が残る部分もあったという見方を伝えている。
この試合の77分には、バルサのFWリオネル・メッシを倒したマドリーのDFセルヒオ・ラモスに一発レッドカードが提示され、マドリーは10人で試合を終えた。だが、メッシに対するファウルによりさらなる退場者を出していてもおかしくはなかったかもしれない。
前半20分には、DFマルセロの肘打ちを顔面に受けたメッシが口から出血して治療を受ける場面があった。『アス』紙の解説を務める元主審は、「マルセロはメッシがいると分かって肘を上げた。明らかにレッドだった」とコメント。『ラジオ・マルカ』の解説者も「完全に退場にできるプレーだった」と述べている。
また、MFカゼミーロは前半12分にメッシを後ろから倒してイエローカードを受けた。前半終了間際にもメッシへのファウルでカウンターを止めた場面があったが、ファウルを取られたもののカードは出なかった。決定的なチャンスを阻止したとして、2枚目のイエローが出されるべきだったと各メディアは論じている。
一方、ラモスの退場処分に対しては妥当だったとの見方を『マルカ』『ムンド・デポルティーボ』などが伝えている。カゼミーロがマドリーの先制点を決めた場面では、その前にポストに当たるシュートを放ったラモスはオフサイドではなかったとして、こちらもゴールが認められたのは適切な判定だったとの見方だ。
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