レアル・マドリーのセルヒオ・ラモス【写真:Getty Images】
リーガエスパニョーラ第33節が現地時間の23日に行われ、バルセロナがレアル・マドリーとの”クラシコ”にアウェイで3-2の勝利を収めた。
マドリーは1-2のビハインドで迎えた77分に数的不利に追い込まれてしまう。カウンターを仕掛けようとしたFWリオネル・メッシをDFセルヒオ・ラモスが危険なタックルで倒してしまい、一発レッドカードの判定。その後2-2の同点に追いついたマドリーだが、最後は後半アディショナルタイムにメッシに劇的決勝ゴールを許した。
ラモスは昨シーズンの4月に行われたアウェイのバルサ戦でも退場となってピッチを去っていた。バルサ戦での退場はこれが通算5回目であり、クラシコで受けたレッドカードの数は歴代単独最多となっている。
ラモスはマドリーのクラブ史上最多のレッドカードを受けている選手でもあり、その記録を伸ばし続けている。今回がマドリーで22回目の退場となり、歴代2位のフェルナンド・イエロ氏(12回)を圧倒的にリード。バルサはラモスが最も多くレッドカードを受けている対戦相手でもある。
リーガに限れば通算17度目の退場で、歴代3位の回数。セビージャなどでプレーしたパブロ・アルファロ氏とレアル・サラゴサでプレーしたシャビ・アグアド氏が18回のレッドカードを受けており、ラモスはあと1回で最多記録に並ぶことになる。
DFでありながらも試合終了間際にたびたび重要なゴールを奪う”劇的弾男”としても知られるラモスだが、今回はメッシにそのお株を奪われたばかりか、”退場男”としての悪い癖が出て残念な結末を迎えてしまった。
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