レアル・マドリーを下したバルセロナ【写真:Getty Images】
リーガエスパニョーラ第33節が現地時間の23日に行われ、バルセロナがレアル・マドリーとの“クラシコ“にアウェイで3-2の勝利を収めた。
後半にセルヒオ・ラモスの退場で10人となりながらもマドリーが2-2の同点に追いつき、試合をドローに持ち込むかに見えたが、最後はエースの一撃で決着。後半アディショナルタイムにリオネル・メッシが決めたゴールが決勝点となり、バルサが劇的な形で大一番を制した。
この勝利によりバルサは勝ち点を75に伸ばし、前節まで首位に立っていたマドリーと同点に。今季一度目の対戦は1-1のドローに終わっており、2試合を通しての直接対決の結果で上回るバルサが首位浮上を果たしている。
だが、バルサはまだ“暫定首位“でしかない。延期となった第21節のセルタ対マドリー戦が未消化であり、残り5試合のバルサに対し、マドリーは6試合を残しているためだ。
とはいえ、クラシコの勝利で勢いを手にしたことも含め、バルサにとって有利な要素も多い。バルサがチャンピオンズリーグ準々決勝で敗退したのに対し、マドリーは準決勝へ進出。最終節直前に開催されることが濃厚なセルタ戦も含め、同期間にバルサより3試合を多く戦わなければならないという過密日程となる。
また、今回の結果により直接対決の結果でバルサがマドリーを上回ったことも大きい。最終的に勝ち点で並んだとすればバルサの優勝となる。バルサが3連覇を飾るのか、マドリーが5年ぶりに王座を奪回するのか、リーガ優勝争いは最後までもつれることになりそうだ。
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