マンチェスター・ユナイテッドのズラタン・イブラヒモビッチ【写真:Getty Images】
マンチェスター・ユナイテッドの元スウェーデン代表FWズラタン・イブラヒモビッチは、右膝の重傷からの復帰を果たすため、膝の治療にかけては”世界最高”の医師の力を頼ることになるという。22日付の英紙『デイリー・メール』が伝えている。
今季から加入したユナイテッドで、公式戦46試合に出場して28ゴールを挙げる活躍を見せてきたイブラヒモビッチだが、現地時間20日に行われたヨーロッパリーグのアンデルレヒト戦で負傷。同じ試合で負傷したDFマルコス・ロホとともに、膝の靭帯に深刻な損傷を負ったことがクラブから発表された。
イブラヒモビッチは2017年中の復帰が不可能となる重傷である可能性が懸念されている。35歳という年齢もあり、このまま現役引退を余儀なくされるのではないかとの不安も広がっているが、ユナイテッドはイブラヒモビッチの復活に向けて万全の手を尽くすようだ。
イブラヒモビッチは近日中に渡米し、前十字靭帯の再建治療の権威であるフレディー・フ(傅浩強)氏の診察を受けることが予定されているという。ピッツバーグ・スクール・オブ・メディスン大学の整形外科手術部長である同氏は、イブラヒモビッチの膝の状態について診断を下すのに最高の人物であるとして期待されている。
だが、負傷からの完全復帰を果たしたとしても、再びユナイテッドでプレーするとは限らないかもしれない。英紙『ミラー』は、ユナイテッドはイブラヒモビッチの今季の活躍に報いるためにも治療に全力を尽くすが、今季末で満了する契約の延長を提示することはないという見通しを伝えている。
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