アトレティコ・マドリーの前線をけん引するFWアントワーヌ・グリーズマン【写真:Getty Images】
22日のリーガエスパニョーラ第33節エスパニョール戦で決勝点を挙げたアトレティコ・マドリー所属のFWアントワーヌ・グリーズマンは、このゴールで3シーズン連続公式戦25得点という偉業を達成した。スペイン紙『アス』が報じている。
2014年の夏にアトレティコへと加入したグリーズマンは、序盤戦こそ適応に苦しむも、シーズン中盤の第16節アスレティック・ビルバオ戦でFWへとコンバートされハットトリックを決めたことによりプレースタイルを変更した。ゴールゲッターへと生まれ変わった2014/15シーズンは公式戦53試合に出場し、リーグ戦で22ゴール、チャンピンズリーグ(以下CL)で2ゴール、国内カップ戦で1ゴールの合計25ゴールを決めた。
続く2015/16シーズンはさらにゴール数を伸ばし、飛躍のシーズンとなった。公式戦54試合に出場し、リーグ戦で22ゴール、CLで7ゴール、国内カップ戦で3ゴールの合計32ゴールを挙げた。リーグ戦3位、CL準優勝という結果に大きく貢献した活躍が認められ、2016年のバロンドール投票では3位にノミネートされるなど名実ともに世界トップレベルのプレーヤーとしての地位を確立した。
迎えた今季は、リーグ戦33試合が終了した時点で16ゴール、CLはベスト4の時点で5ゴール、準決勝で敗退した国内カップ戦では4ゴールの合計25ゴールを決めている。シーズンはまだ終わっておらず、これからさらに記録を伸ばしていくだろう。
現在アトレティコはリーグ3位につけ、CLではレアル・マドリーとの準決勝を控えている。チームが来季のCL出場権獲得や悲願のCL制覇を目指す中、進境著しい絶対的エースが残り少ない試合でどれだけのゴールを積み重ね、アトレティコを歓喜に導けるのかに注目が集まる。
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