現地時間21日に行われたチャンピオンズリーグ（CL）準決勝の組み合わせ抽選会により、モナコとユベントスが対戦することが決定した。破壊的な攻撃力を持つモナコと、鉄壁の守備を誇るユーベの激突という非常に興味深いカードとなりそうだ。

　ユーベは準々決勝で、リオネル・メッシらを擁するバルセロナを2試合180分を通して零封。今季のCLでは10試合中8試合でクリーンシート（無失点試合）を達成し、失点はわずか2点に抑えている。

　一方のモナコは、CL決勝トーナメントに入ってからの4試合連続で3ゴールを記録するなど得点力を大きな武器としている。その中でも特に注目を集めているのが、数々の最年少記録を更新し続けている18歳のフランス代表FWキリアン・ムバッペだ。

　決勝トーナメント1回戦のマンチェスター・シティ戦と準々決勝のボルシア・ドルトムント戦で、ムバッペは4試合連続の計5ゴールを記録。最年少でのCL通算5得点を達成するとともに、決勝トーナメント初出場から4試合連続でゴールを決めた初めての選手となった。

　モナコのイタリア人DFアンドレア・ラッジは、伊紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』に対してそのムバッペの能力の高さを語った。「本物の怪物だよ。練習で対戦する時には、何かミスをしてくれるように祈るしかない。1対1ではすごく速くて、素晴らしいテクニックもある。落ち着きもある選手だ」

　準決勝という舞台のプレッシャーも、ムバッペに影響することはないとラッジは語る。「そんなことがあるのなら、シティ戦とボルシア戦の前に起こっていただろう。彼はどちらからもゴールを奪った。ユーベ戦でも同じようにプレッシャーの中で戦い続けてほしい。そうすればまた2点取ってくれるだろうね」

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